映画『タクシードライバー』が暴く「孤独の暴走」 (映画で自分を読む[深淵編]) (Japanese Edition) Baixar grátis

Isbn 13: 9798187114566

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Descrição do livro

■ 夜の街に引き込まれたのに、なぜこの男から離れたくなるのか

蒸気の中から現れるタクシー。
雨の車窓を流れるネオン。選挙事務所の外からベツィを見つめる目。

『タクシードライバー』を観たあと、夜の映像と音に引き込まれながら、トラビスへどこまで近づいてよいのか分からなくならなかったでしょうか。

なぜ、つながりを求める一歩が、相手を見ない接近へ変わるのか。
なぜ、街の異常を見抜く目は、自分の危うさに気づけないのか。
なぜ、彼が変わろうとする姿に力を感じながら、怖さも覚えるのか。

本書は、作品のどこに惹かれ、どこでトラビスから距離を取ったのか。その反応から自分の価値観を読み直す「鑑賞後ガイド」です。

■ 孤独は、なぜ正義の顔を借りるのか

都市の孤独、ベツィとのすれ違い、暴力へ向かう心理。この映画には多くの解説があります。けれど、それらを知っても、自分がどこで彼に近づき、どこで離れたのかまでは説明できません。

他者の反応を受け取れない孤独が、人を自分の物語に必要な役へ変え、自分だけの正しさを強めていく。
本書では、その過程を「孤独の暴走」として読みます。

■ 名作の前で、自分の感想を黙らせない

夜の映像と音には惹かれた。けれど、人々がトラビスの視線だけで切り取られることは気になった。
ベツィへ声をかける姿には希望を感じた。けれど、彼女の反応を受け取れないことが怖かった。
身体を鍛える姿には力を感じた。けれど、その力の向かう先には不安を覚えた。

その反応こそ、自分の鑑賞軸を知る入口です。

■ 16タイプで読むと、同じ孤独が別の顔を見せる

本書は、「映画で自分を読む 16タイプ鑑賞ガイド[深淵編]」シリーズの一冊です。
一つの映画を一冊かけてたどり、作品の主題と自分の鑑賞反応を、16タイプの価値観から読み直します。

トラビスの接近に、孤独から外へ出る勇気を見るのか、相手を自分の物語へ置く危うさを見るのか。身体を鍛える姿に、自分を立て直す規律を見るのか、自分だけの正しさを現実へ持ち出す準備を見るのか。違う読みから、映画を別の角度で味わい直します。

■ このような方へ

・『タクシードライバー』を鑑賞後に深く味わいたい
・トラビスへ共感しきれなかった感覚を整理したい
・夜の街、ベツィ、鏡の前の身体を読み直したい
・映像と音に惹かれながら、トラビスには距離も感じた

■ 本書の構成

はじめに──タクシーの窓から、誰の街を見ていたのか
第1章──この男は、いつから怖く見えたのか
第2章──孤独は、いつ正義の顔を借りるのか
第3章──名作の前で、自分の感覚を黙らせない
第4章──16タイプで読む、孤独と正義の境界に映る価値観
第5章──英雄と呼ばれたあとで、バックミラーの目を見返す
おわりに──この映画は、なぜ観客まで無傷で帰さないのか

夜のニューヨークを、一人の男がタクシーで走り続ける映画――。
その言葉だけでは片づかない感覚があるなら、映画館でパンフレットを開くように蒸気とネオンの夜へ戻り、トラビスを見つめて動いた自分の反応を、もう一度読んでみてください。

Número de páginas :102
Isbn 13 :9798187114566
Encadernação 映画『タクシードライバー』が暴く「孤独の暴走」 (映画で自分を読む[深淵編]) (Japanese Edition):Capa Comum
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