映画『クリード チャンプを継ぐ男』が刻む「自分の名で生きる」 (映画で自分を読む[継承編]) (Japanese Edition) Baixar grátis

Isbn 13: 9798172789489

遥十某人 映画『クリード チャンプを継ぐ男』が刻む「自分の名で生きる」 (映画で自分を読む[継承編]) (Japanese Edition) lit

por

Escolha um formato:

Descrição do livro

■ 父の名前を使いたくないのに、なぜ父を知る男へ教えを求めるのか

会社で告げられる昇進。
メキシコのリング。フィラデルフィアの街。鏡の前で繰り返すシャドーボクシング。

『クリード チャンプを継ぐ男』を観たあと、アドニスの闘志に高揚しながらも、言葉にしきれない引っかかりを覚えなかったでしょうか。

なぜ、父の名前で評価されたくない青年が、父を知るロッキーに教えを求めるのか。
なぜ、誰かから技を受け取るほど、「どこまでが自分の力なのか」という問いが深くなるのか。

本書は、作品のどこに惹かれ、どこで引っかかったのか。その反応から自分の価値観を読み直す「鑑賞後ガイド」です。

■ 誰かから受け取ったものを使っても、それは自分の人生と呼べるのか

アドニスは、父アポロ・クリードと同じ競技を選びながら、その名前には頼りたがりません。自分の拳を、自分自身のものとして評価してほしいからです。

けれど、本気で強くなろうとすれば、父を知るロッキーのもとへ向かい、教わった基本を何度も繰り返し、自分の身体へ落とし込んでいくことになります。

名前も、技も、経験も、すべてを一から自分で作ることはできません。
では、受け取ったものを使いながら、それでも何を「自分の力」と呼べるのでしょうか。

本書では、アドニスが受け取ったものと、その後に自分で選び、積み上げていったものをたどりながら、「自分の名で生きる」という問いを読み解きます。

■ 父の物語ではなく、息子自身の選択を見る

安定した仕事を離れる決断に惹かれた。
鏡に向かって拳を繰り出す姿に、自分との戦いを感じた。
反復する訓練に説得力を覚えた。
ロッキーとの関係に胸を動かされた。
それでも、父の名前が本人より先に評価されることには引っかかった。

どの場面を強く見るかによって、この映画の印象は変わります。

本書で読むのは、「父を超えられるか」という勝負だけではありません。父の名を拒みながら父の世界へ進む矛盾、教わった技を自分の身体で使うこと、与えられた条件と本人が積み上げたものをどう分けて考えるか。その一つ一つを、映画の具体的な場面から確かめます。

■ 16タイプで読むと、同じリングが別の意味を持つ

本書は、「映画で自分を読む[継承編]」の一冊です。16タイプの価値観を補助線に、一つの映画を異なる角度から読み直します。

退職の決断に、局面を自分から動かす強さを見るのか。
訓練に、反復によって技が身体へ定着する過程を見るのか。
ロッキーとの関係に、教える側と教わる側が互いを変えていく時間を見るのか。
父の名前に、本人の実力と与えられた機会をどう分けるかという問いを見るのか。

自分に近い読みから、なぜその場面に惹かれたのかを知る。
自分とは違う読みから、一度観た映画を別の角度で見直す。

■ このような方へ

・『クリード チャンプを継ぐ男』を鑑賞後にさらに深く味わいたい
・アドニスとロッキーの関係を、単なる師弟物語以上に読みたい
・「自分の力」と「受け継いだもの」の境界について考えてみたい

■ 本書の構成

はじめに──その名前だけは、借りたくなかった
第1章──父の名前を捨てても、父の影は消えない
第2章──受け継ぐとは、同じ人生を生きることではない
第3章──名作の前で、自分の感覚を黙らせない
第4章──16タイプで読む、誰の名でリングに立つのか
第5章──「クリード」と呼ばれたとき、その名はもう父だけのものではない
おわりに──受け継いだものを使っても、自分は消えない

誰かに教わったものを使ったとき、それを自分の成果と呼んでいいのか。
誰かから受け取った名前や技を使いながら、それでも自分の人生を生きるとはどういうことなのか。

その問いに少しでも引っかかったなら、父の名前を避けながら、それでも前の世代から何かを受け取っていくアドニスの時間を、もう一度たどってみてください。

Número de páginas :102
Isbn 13 :9798172789489
Encadernação 映画『クリード チャンプを継ぐ男』が刻む「自分の名で生きる」 (映画で自分を読む[継承編]) (Japanese Edition):Capa Comum
Livros relacionados